死を招く可能性も!インフルエンザ脳症が起こる原因と予防法

インフルエンザ 脳症

 

インフルエンザを発症すると、高熱や寒気、さらには筋肉痛などの症状が見られ数日間はツラい症状と闘わなければいけません。

 

これらの症状ですら大変なのに、インフルエンザはさらに大きな病気を引き起こすことが知られています。

 

それは「インフルエンザ脳症」です。

 

患者のほとんどが幼児とされる脳症は、死亡する危険がある怖い病気ですが、分からない点も多いですよね。

 

そこでこの記事では、インフルエンザ脳症が起こる原因と予防法について紹介していきます。

 

 

1.そもそもインフルエンザ脳症とは

 

インフルエンザ 脳症

 

インフルエンザ脳症と聞いても、どんな病気なのかちょっと分かりませんよね。

 

インフルエンザ脳症は、インフルエンザにかかった幼児が、意識障害、痙攣、異常行動などの神経症状が起こり、そこから血管が詰まるなど様々な臓器に悪影響が及び、最悪死亡する怖い病気です。

 

この脳症は、脳内にインフルエンザウイルスが存在しなくても発症することが分かっており、体内のウイルス数が急激に増えるだけで発症が起こります。

 

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さらに脳症の発生は突如として襲い、インフルエンザにかかった日から2日以内に発症し、すぐに重症になるケースも。

 

かつては年間に200人程度に見られていましたが、近年は患者さんが減少傾向です。

 

インフルエンザ香港型で脳症は良く見られ、不思議なことに日本に多く見られます

 

もしかしたら、人種的な差があるのではとも推測されているのです。

 

 

2.インフルエンザ脳症が起こる原因

 

インフルエンザ 脳症

 

神経系が異常を起こし、臓器不全になるインフルエンザ脳症ですが、何が原因で起こるのでしょうか?

 

インフルエンザウイルスは、鼻粘膜に付着して感染し体内で増殖を繰り返し発症します。

 

このウイルスは病原性がとても強く、人間の免疫系に相当なダメージを与え、機能不全に陥れるのです。

 

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免疫系は様々な種類があり、相互にネットワークを築いているのですが、ウイルスはこれらの機能を破壊します。

 

すると過剰な免疫反応が起こり、「高サイトカイン血症」と呼ばれる状態に。

 

脳内においては、「高サイトカイン脳症」になるので、免疫が正常に働かなくなって、意識障害、痙攣、異常行動が起こるのです。

 

過剰な免疫反応は側頭葉だけでなく、様々な臓器の細胞にも影響を及ぼし、正常な機能を果たせなくします

 

こうして多臓器不全を起こし、死亡の危険がある訳です。

 

ですから、インフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルスの毒性の強さから、免疫機能が阻害され過剰な免疫反応が起きて発生すると考えられています。

 

ここで「考えられている」としているのは、インフルエンザ脳症はまだ完全に原因が解明された訳ではないのです

 

そのため、別の原因が隠されている可能性も考えられます。

 

 

3.インフルエンザ脳症の予防方法とは?

 

インフルエンザ 脳症

 

インフルエンザ脳症は急激に症状が悪化するので、どうにかして対処したいですよね。

 

このインフルエンザ脳症に関して、明確な治療法は確立されておらず、根本から治すことはできません。

 

つまり現在確認されている症状を和らげる、「対処療法」しか行うことができないのです。

 

そのためインフルエンザ脳症に関しては、発症させない取り組み、「予防」をしていくことが大切です。

 

では、どのような予防法があるのでしょうか?

 

 

@ 抗インフルエンザ薬を早めに服用する

 

インフルエンザ 脳症

 

インフルエンザ脳症は体内に入り込んだインフルエンザウイルスが爆発的に増殖することで、免疫系統に何かしらの異常が起こり発生すると考えられています。

 

であるならば、ウイルスの増殖を抑えこみ病気の期間を短くし、体への負担を軽減できればインフルエンザ脳症の予防に繋がるとの考えにも繋がるでしょう。

 

ウイルスの数は症状が出始めてから3日後がピークなので、遅くても48時間以内に抗インフルエンザ薬を服用できれば、合併症などを防ぐ可能性は高くなります

 

 

A インフルエンザワクチンを毎年接種する

 

インフルエンザ 脳症

 

一時期はワクチンを接種すれば、インフルエンザ脳症にかからないと言われていましたが、訂正されました。

 

とは言っても、ワクチンは毎年接種することで少しずつ免疫力が高まっていき、インフルエンザに発症する可能性を軽減できます。

 

インフルエンザ脳症は、1〜5歳にもっとも多く見られるので、ワクチンを接種するならば生後6か月ごろから行うのが理想でしょう。

 

 

B 解熱剤をなるべく使用しない

 

インフルエンザ 脳症

 

インフルエンザや水痘に対して解熱剤(アスピリン)を使用すると、急性脳症になるケースは古くから報告されています。

 

しかしアスピリンを服用しなくても、脳症が起こる可能性が指摘されているので、因果関係はまだ分かっていません。

 

それでもアスピリン以外の解熱剤でも、脳症などの症状が見られることも分かっているので、現時点では解熱剤はあまり使用しないほうが良いと考えられています。

 

またインフルエンザ脳症に対して解熱剤を処方すると、より症状が悪化する場合があるので、やはり解熱剤の使用は避けるべきでしょう

 

 

まとめ

 

インフルエンザ 脳症

 

ここでは、インフルエンザ脳症が起こる原因と予防法について紹介していきました。

 

インフルエンザ脳症は、原因が完全に解明された訳ではありませんが、免疫系に異常が起こり脳内の免疫が過剰に反応して多臓器不全を引き起こすと考えられます。

 

有効な治療法はなく対処療法となるので、できるだけ脳症にかからない、つまりインフルエンザそのものに感染しないといった「予防」が大切です。

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