薬で予防が可能?インフルエンザが治療薬で予防できる理由と注意点

インフルエンザ 予防 薬

 

インフルエンザを発症すると、数日間はツラい症状に悩まされますし、家族や身近な人にうつしてしまう恐れがあるので厄介です。

 

ウイルスは目に見えないのでいつ感染したのかも分かりにくく、気を付けていても発症するケースは少なくありません。

 

そんなインフルエンザですが、本来は治療として使われる薬が、予防に効果があることをご存知でしたか?

 

この記事では、インフルエンザを薬で予防できる理由と、使用上の注意点などについて紹介していきます。

 

 

1.インフルエンザを薬で予防できる理由とは?

 

インフルエンザ 予防 薬

 

インフルエンザを薬で予防できるというのは、少しイメージが沸かないかもしれません。

 

抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスの表面にある、ノイラミニダーゼを阻害する「ノイラミニダーゼ阻害薬」です。

 

阻害をするのでインフルエンザウイルスが増殖するのを抑える働きがあり、その間に体の免疫システムがウイルスを攻撃し分解してくれるのを期待します。

 

スポンサーリンク

 

インフルエンザウイルスが口や鼻の粘膜から体内に侵入した状態を、「感染」と呼び、体内で爆発的な増殖を繰り返し、免疫システムが攻撃を仕掛けて起こる体の異変が「発症」です。

 

インフルエンザの症状が出る前から、ウイルスが体内に侵入している(潜伏期間)ので、この間にウイルスの増殖を抑えることができれば、発症まで事態が悪化するのを防げます。

 

それがインフルエンザを治療薬で予防できる理由です。

 

何も症状が出てから治療薬を投与する必要はなく、感染したウイルスが体内で爆発的な増殖をする前にノイラミニダーゼ阻害薬を投与すれば、結果的に予防に繋がります

 

しかしながら、抗インフルエンザ薬をむやみに乱用すると、この薬に耐性を持つインフルエンザウイルスが氾濫する可能性があるので、予防投与には条件があるので注意してください。

 

 

2.インフルエンザ治療薬の予防投与の条件

 

インフルエンザ 予防 薬

 

インフルエンザウイルスが体内で増殖するのを防ぐ目的で、治療薬を発症する前から投与することは、予防に良い効果がある一方、薬に耐性を持つウイルスが氾濫する危険性もあります。

 

そのため抗インフルエンザ薬を予防的に投与するには、条件を満たしている必要があるのです。

 

スポンサーリンク

 

まず予防投与を受けられる人の基本条件として、「家族や身の回りの生活者が、インフルエンザを発症した場合」というものがあります。

 

この基本条件が満たされたのち、以下に挙げる方が実際にインフルエンザ治療薬の予防的な投与が認められています。

 

  1. 65歳以上の高齢者
  2. 代謝性疾患患者(糖尿病など)
  3. 慢性呼吸疾患または慢性心疾患患者
  4. 腎機能障害

 

ここで分かるのは、インフルエンザを発症したことで「重症化」する可能性が高い人が予防投与の条件になっているという点ですね。

 

では、今後の人生を大きく変える、たとえば受験や就職活動などが控えているとき、絶対にインフルエンザを発症できない場合は予防投与は認められていないのでしょうか?

 

この場合はとにかく医師にその点を告げ、相談をしてみましょう。

 

事情が認められれば、限定的な予防投与をしてくれる可能性もあります。

 

ただし、基本的にはインフルエンザ治療薬は、処方の条件があるので、その条件が満たされていない人には処方しない医師も少なくありません。

 

 

3.インフルエンザを薬で予防できる期間とは?

 

インフルエンザ 予防 薬

 

抗インフルエンザ薬を発症する前から服用することで、インフルエンザの予防に効果が期待されます。

 

しかし1度服用すれば、ワンシーズン全てカバーできる訳ではありません。

 

インフルエンザ治療薬の予防的な投与をしている間の、「10日間」が効き目がある期間としています。

 

ですから「絶対にインフルエンザにかかれない!」という大切な期間から逆算して、抗インフルエンザ薬を服用することが大切です。

 

抗インフルエンザ薬は治療を目的として処方される薬なので、効き目が強くその分副作用の心配もあります

 

飲み続けることで消化器系に負担がかかるだけでなく、体が薬に耐性を覚えてしまい効果が得られにくくなる可能性もあるでしょう。

 

ですから予防的な服用は、期間限定で「いざ」という時だけにする必要があります。

 

 

4.予防目的におけるインフルエンザ治療薬の費用はどれぐらい?

 

インフルエンザ 予防 薬

 

インフルエンザを発症し、診断キットなどで陽性反応がでた場合は保険が適用され抗インフルエンザ薬が処方されます。

 

ですが予防目的の場合は、インフルエンザと診断された訳ではないので「自由診療」扱いとなり、保険適用外です。

 

つまり全額自己負担となるので、保険適用時よりも高い金額を支払う必要が出てくるでしょう。

 

自由診療なので具体的な金額については、受診する医療機関により大きくことなりますので、まずは相談をしてどれぐらいの金額になるのかを把握してください。

 

 

5.抗インフルエンザ薬の予防投与する際の注意点

 

インフルエンザ 予防 薬

 

抗インフルエンザ薬で予防をするには、服用し続けている間の10日間が有効で、それ以降の効果は期待できません。

 

ですからインフルエンザワクチンに置き換えられる予防法ではないため、予防接種を必ず受けておきましょう

 

抗インフルエンザ薬を予防目的で服用することで、インフルエンザウイルスの増殖を抑えられ、発症リスクを下げられることは海外の研究結果でも報告されています。

 

しかしながら100%の効果が期待できるものではありませんので、予防投与をしても感染する可能性はあると考えておいてください。

 

そのため予防投与をするにしても、予防接種は大切と言えるでしょう。

 

また、抗インフルエンザ薬の予防は、インフルエンザウイルスA・B型に有効で、C型や治療薬に耐性を持つインフルエンザウイルスには十分な効果が発揮されないケースもあります。

 

妊娠中や授乳中の女性については、インフルエンザを発症することの危険性が、抗インフルエンザ薬を服用することの危険性を上回る場合にのみ服用が認められています。

 

ですが近年の研究で、日本産婦人科学会はタミフルなどの薬が赤ちゃんに与える重大な影響はないと報告しました。

 

そのため予防的な服用を望むのであれば、一度「一般病院」で相談するようにしてください。

 

 

まとめ

 

インフルエンザ 予防 薬

 

ここでは、インフルエンザを薬で予防できる理由と、使用上の注意点などについて紹介していきました。

 

インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果がある薬を、予防的に服用することで、インフルエンザの発症を防げます

 

ですが予防的な服用ができるのには条件がありますし、自由診療なので全額自己負担です。

 

予防できる期間も短いので、医師と相談をして服用する日を決めるようにしましょう。

スポンサーリンク



他にこんな記事も読まれています


インフルエンザ 予防 薬
【最新】インフルエンザの予防接種を受ける効果や費用まとめ



インフルエンザ 予防 薬
【インフルエンザ】風邪との症状の見分け方と発症原因まとめ



インフルエンザ 予防 薬
インフルエンザの潜伏期間はどれくらい?潜伏期間中の注意点とは?



インフルエンザ 予防 薬
死を招く可能性も!インフルエンザ脳症が起こる原因と予防法



インフルエンザ 予防 薬
予防効果はあるの?インフルエンザのワクチン接種が重要な理由



インフルエンザ 予防 薬
薬で予防が可能?インフルエンザが治療薬で予防できる理由と注意点



インフルエンザ 予防 薬
【インフルエンザ】予防接種や治療薬で起こる副作用の症状と注意点



インフルエンザ 予防 薬
風邪とインフルエンザの症状の違いを簡単に見分ける方法



インフルエンザ 予防 薬
インフルエンザウイルスが空気感染する理由と対処法まとめ



インフルエンザ 予防 薬
その解熱剤…危険かも?インフルエンザに解熱剤が危険な理由とは?



インフルエンザ 予防 薬
インフルエンザの感染期間中に相手へうつさない方法と注意点とは?



インフルエンザ 予防 薬
インフルエンザに効果的なマスクの選び方と正しい着用方法



インフルエンザ 予防 薬
インフルエンザでもお風呂に入れるの?お風呂に入れる時期と注意点



インフルエンザ 予防 薬
インフルエンザが完治するまでにかかる期間を短くする方法



インフルエンザ 予防 薬
免疫力で感染するか決まる?インフルエンザの感染を予防する方法



インフルエンザ 予防 薬
湿度を上げると感染しない?インフルエンザと湿度の関係とは?